私は猫っ毛である。
自他ともに認めるツヤサラ髪で、子供の頃はよく褒められた。
それが変わってきたのはいつ頃からだろうか。
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猫っ毛と一口で言っても様々だろう。
髪の量の多い猫っ毛もいるだろうが、私の場合は毛量少なめ。さらんすとんと癖もないため、髪は自然に肩先に向かい、風が起きればふわんと舞う。
自慢だったこの髪が、ちょっと気になってきたのはいつ頃からだっただろうか。
細くてさらさら、風に舞ってまるでマンガのヒロインみたい。そんな髪は年齢を重ねるうち、そして比例して体の重みが増えるうち、なんだか寂しい印象に変わってしまった。
今となってはツヤコシハリの揃った人が羨ましい。
羨ましいけど諦めきれないから、私は努力を続けている。
美容院でも勧められて炭酸シャンプーとやらを試したし、白髪染めもオーガニックやらハーブやらというものにした。
頭皮マッサージもやったし(飽きた)、早いほどいいかもと育毛剤も試した(3本も溜まってしまった)。
正直、こういうのは体質で、髪にとって多少の良し悪しはあるかもしれないが大きな変化はないのではないかと思っている。
でもしかし、いざ自分の身に降りかかると、思っていても縋ってしまうものなのだ。
とはいえ気まぐれに行う頭皮マッサージのおかげか、元気が出てきたように思う髪の毛を、これまた髪に負担がかからないというシャンプーで丁寧に洗う私なのだ。
大事にしよう。髪は長い友達だもの。